飲食店を繁盛させるには、経費削減やコストダウンと言った経営面、集客力としてのプロモーション、デザインなどの店演出力が必要です。嫌われる飲食店は、不潔、落ち着かない、おいしくない、接客態度が悪い、注文が遅いなどです。つまり、繁盛店になるには嫌われない飲食店になればよいのです。それでは具体的に何に注意をすればよいのでしょうか。
多様な消費者ニーズに対応することです。と言うのは簡単ですが、お客は何を求めているのか?なにを求めて店に来るのか?それが分からないと繁盛しません。味か?雰囲気か?値段か?非日常的時間か?
日頃からお客様とのコミュニケーションを大切にし、お客様の「生の声」に耳を貸すことが、ニーズを掴む一番の近道です。
・ 汚れた食器や曇ったグラス厳禁!
・ 店はきれいに、窓もきれいに
・ トイレの状態は、特に清潔に
・ 爪は短く、清潔感のある髪型で
・ ユニフォームは頻繁に洗濯
・ おしぼりは清潔で匂いの無いものを
・ 使用後のテーブルは必ず拭きましょう
基本中の基本のことばかりですが、気を抜くと意外におろそかになりがち。
店内の清掃環境には常に気をつけましょう。また最近の飲食店では、髪の毛の長いスタッフを見かけることがありますが、食べ物を扱うので、基本は短髪、女性も髪を括るなど、心がけたいものです。
・ グラスは口をつけるもの。逆さにして置いていませんか?
・ 箸、フォーク、スプーン。小物は分かりやすいところにありますか?
・ 店内とパントリーをしっかり区分けして使いましょう
・ 欠けた食器が無いか、もう一度確認しましょう
使い勝手を重視しすぎて、お客様への配慮が欠けていませんか?調理場や、洗い場などのお店の内部は、出来る限りお客様の目に付かないように心がけましょう。また、整理整頓がされていない店内は、怪我や事故を引き起こします。安全で、目の行き届いた店内こそが、お客様からの支持を得る要因になります。
・ 靴をしっかりと履く
・ 髪に手をやらない
・ 言葉遣いに十分気をつける
・ 長髪は束ねる
・ 香水やハンドクリームは臭いやベトベトするので使わない
・ お客の目に付き場所でスタッフ同士無駄話をしない
・ あくび、くしゃみ、咳はいけません
・ タバコは吸わない
・ 唇をなめない
・ 目をこすったり、耳をこすったりしない
・ 客を指差さない
・ 手で汗をぬぐわない
・ キビキビ歩く(小幅で)
・ 皿などの口が触れる部分に触らない
お店の方針により、接客のスタイルはまさに十店十色ですが、基本は同じ。お客様に対する心遣いが、自然で行き届いたサービスを生み出します。どれだけお客様のことを考えられるか。そしてそれを店内のスタッフ全員で、確認・共有をすること!これがお客様への最上のサービスへとつながります。